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帰路は終始重苦しい空気が俺の周りだけ漂っていた。
「ふむ、一応掃除はやっているみたいだな?」
「まぁね」
本当の事をいうと昨日、ハウスクリーニングを依頼して掃除して貰っただけなんだが、俺の株が上がったのなら悪い気はしないな
「偉いぞ獅子ぉー」
何故か頭を撫でられた。
「ではさっそく今日から特訓開始するぞ!」
「緒留さん!今日は緒留さんの為に歓迎会を開きたいと思ったんだけれど……駄目かな?」
もちろん、今思い付いたんだが、特訓なんて真っ平御免だからな……
「え?そうなのか?ま、まぁ、せっかくの獅子の気持ちを無下には出来ない、わかった。特訓は明日からにしよう」
「それじゃあ、買い物に行ってくるから、緒留さんは自室のレイアウトでも決めててよ」
よし、取り敢えずは作戦成功か……明日からはどう切り抜けようか…全く…嫌な夏休みになりそうだ……
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