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「おつつ……」
堅く冷たい感触を覚え俺は目を覚ました。
次第に鮮明になっていく景色をぼんやりと眺めていると、とてつもない違和感を感じた。
「俺の……部屋か?」
無数の机や椅子が散乱していて、黒板には書きなぐられた様な文字がならんでいる……
「教室……か?」
この部屋は俺達の通う学園の教室と酷似していた……ただ一つ、窓が全てシャッターで封鎖されているのを除けば……
「夢……じゃ無いみたいだな…」
空気の匂い、肌を伝う汗……こんなリアルな夢があるだろうか……
「帰るか……」
俺はゆっくり立ち上がった。
「ウヒッ?」
立ち上がった瞬間首筋にビリッと電気が走った様な刺激を感じた。
そして同時に首にある違和感を感じた。
「首輪?」
何故か俺の首には鉄製の首輪の様な物が付けられていた。
「何なんだよこれ?……うわぁ!!」
いきなり携帯電話のバイブが作動する、俺は直ぐに携帯電話を開く
「親友からのメールか」
そういえばアイツ生きてたんだな……あのまま死んでたらどうしようと心配していたが、無事で何よりだ。
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