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18:02
件名:やべーよ
田仲!やばい事になったぞ、今から午前4時までにこの建物にいる奴を全員殺さないと、首輪が爆発するらしいぜ!
出入口は全部封鎖されてる、取り敢えず今何処にいるんだ?
「………」
親友のメールを読み終えた時には俺の頭は絶望と混乱が支配していた。
どうしてこうなった? 俺が何した? この建物の中には誰が居るんだ? そもそも誰が何のためにこんな事を?
「ふぅ……はぁ……」
俺は自らの脳をクールダウンさせるように、深呼吸をした。
「冷静になって考えろ、田仲獅子!」
取り敢えず親友には返事をおくった。
18:08
件名:Re
もしここがマラ春日学園なら取り敢えず1階の玄関ロビーに待ち合わせだ。
「送信……」
返事は直ぐに来た。
18:11
件名:了解
「行くしか無いよな……」
俺は真っ暗な教室から真っ暗な廊下にでた。
廊下に貼られている掲示物からここがマラ春日学園だと言うこと、そして俺がいた教室が、3階の俺達のクラスの教室だと言うことががわかった。
俺は渡り廊下を歩き、3階工作室へ向かった。
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