世界反転

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この校舎にどんな奴が居るのかは、想像もつかないが、武器は有るにこしたことはない、親友位なら工作室の工具でも充分…… 工作室の鍵は何故か開いていた。 俺に殺しをさせるのが目的なのか? それとも他に何かしら狙いがあるのか? 俺は工具置き場から長さ60㎝位のスパナと充電式のインパクトドライバー+直径5㎜のドリルの刃を5本手に取った。 「物騒だな……ちくしょう……」 校内で手に入る武器の中では恐らく最強クラスだ、科学実験室も良いが、あまり知識が無い薬品は扱えない、木刀や竹刀、和弓のある部室棟は校舎から出なければ行けない…… 「俺に死角は無い」 思わず完全無欠な台詞を吐いてしまう、俺はチートとも言える武器を持ち、颯爽と1階玄関ロビーへ向かった。
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