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面子は揃った、あとはどうやって緒留さんを……いや、殺人犯にさん付けは無いか、白銀緒留を倒すかだな……
「で?どうやってあの緒留先輩を倒すの?」
お嬢がまるで俺の心を読んだかの様に問い掛けてきた。
確かに、いくら学園でも最強クラスの実力を誇る、桐島ミナミ嬢と伊達マサムネがいたとしても、地上最強の生物である白銀緒留を相手に恐らく戦力は五分にすら成らない、だがそれは単純な戦闘力のみの計算だ、此方は5人、作戦さえ立てれば勝てる可能性は0ではない!
「お嬢、何か良い作戦はないかな?」
やはり指揮力とカリスマを持ち合わせるお嬢の華麗なる策に頼るほかはない
「う~ん、この人数なら策の立てようはあるわね……」
お嬢は何やら紙にペンで書き出した。
お嬢がやる気を出した、もう安心だ、俺は勝利を確信した。
「緒留先輩なら、単純で解りやすい作戦の方が効果がありそうね……」
「なあ、田仲?もし作戦が成功したらさ、俺達で緒留さんを殺すんだよな?」
親友は珍しく真面目そうな顔をして、尋ねてきた。
「………」
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