白銀の乙女

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「獅子ぉ!無事か!」 「ストップ!それ以上近付かない方がいいですよ?」 桐島の通る声に反射的に立ち止まってしまった。 桐島の事だ、私が近付いた途端に何らかの方法で獅子を殺すだろう…… 「何が目的だ?桐島!?」 「目的?緒留先輩こそどう言うつもりですか?」 「何?」 一瞬桐島が何を言っているのか解らなかった。 「緒留さん!!」 「え?」 獅子が私に体当たりをしてきた。 「れ、獅子?」 腹部に違和感を覚えて、腹に手を当てる、水気を帯びた金属の様なものが当たる 「な、んで……」
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