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「貴様等!!遅刻しただけでは飽き足りず、見事なチームワークで塀を乗り換えるとは……もはや言い訳無用だ!説教してやるからそこに正座しろ!」
凛とした通りの良い声が響き渡る、どこのドイツだか知らないが、運が悪かったな……こう見えても俺達田仲軍団は、喧嘩上等を唱っているイカれた集団だ。
既に蛯沢は臨戦態勢だ。
「おうおぅ!お姉ちゃんよぅ?ボクたちにさわんと、火傷じゃすまないぜぇ?ゴラァ!その可愛いお顔をムンクの叫びに変えてやんぜ!!」
流石田仲軍団の切り込みいちゃもん隊長、雑魚が相手ならコレだけでビビっちゃうんだが……
「ほぅ?言いたい事はそれだけか?上級生に対しての礼儀がなっていないようだな?」
成る程な…どうやら今回の敵は少しは腕に覚えがあるみたいだな?面白い…久し振りに……やるか?
「………止めた…」
突然マサムネは諦めた様に両手を頭の後ろに組む、奴の常套手段だ。
「ふぅ、そうか、ではそこに正座しろ……」
敵が正座しようとしたところに、マサムネの強烈な前蹴りが炸裂する
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