第一話 目覚める者

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【真っ白な部屋】  部屋ではベッドの周りにゼクス及びその他の人が集まっていた。 ゼクス 「さて、まもなく彼は目覚めるな。さて、時が来たようだ」 セリス 「目覚めるのね」 エンドレス 「かつて、世界を消滅しかけた者」 スィン 「・・・」  みんなが見つめる中でその者は目覚めた。  せの者は目覚めると、あたりを見渡した。 ??? 「・・・。ここは・・・」 ゼクス 「おはよう」  ゼクスがその者に問い掛けると目覚めた者は答えた。 ??? 「あなたは? それに、あなた達は? 何者だ?」 ゼクス 「私はゼクス。君が目覚めるのを待っていた。そして周りにいるのは私の仲間だ」 セリス 「よろしく!」 エンドレス 「よろしく頼む」 スィン 「・・・」 ??? 「俺が目覚めるのを待っていた? 俺は眠っていただと? どれくらいだ?」 ゼクス 「君は70年間も眠っていたようだ」 ??? 「70年間、眠っていた? そうか」 エンドレス 「驚かないのか?」 ??? 「・・・。ああ。しかし、自分の名前がわからない・・・」 ゼクス 「君の名前か? 君の名前を私達は知っている。いや、世界中の賢者は知っている」 ??? 「なんだ? 俺の名は?」 ゼクス 「君の名は・・・。【ゼロ】」 ゼロ 「【ゼロ】。そうか。ありがとう」  全ての世界の時を止めて、世界を崩壊寸前まで追い込んだ者の名は【ゼロ】。ついに、目覚めの時を迎えたのであった。 【予告】 「最も目覚めてはいけない存在が目覚めてしまった今。各、光の世界の妖精達は一度に集まる。 世界が、再び崩壊へと向かう事を恐れ。 そして、 地上では、新たな光の使者が選ばれようとしていた」 【次回】 「集う光の住人。選ばれる光」
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