第二話 集う光の住人。選ばれる光

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【ベローネ学院・男子高等部】  爽やかに晴れた青空の下。ベローネ学院・男子高等部のサッカーグラウンドでは練習試合が行われていた。  練習試合では、白とピンクの文字のユニフォームのベローネ学院と青と白文字のユニフォームの西新宿国際学院が試合をしていた。  ベローネ学院は、エースストライカーの藤村と中心的中盤の木俣が相手高校を翻弄していた。  藤村のプレーに女子生徒達は黄色い声援を送っていた。 女子生徒達 「「きゃー!! 藤P先輩!! カッコイイ!」」  藤村に送られる声援に、木俣は苦笑いしながら藤村に声をかけていた。 木俣 「相変わらず、お前って女子生徒に人気だな!」 藤村 「そうかな? でも、こうやって応援してもらえるのはいいことだね!」  藤村が微笑むと、相手チームの監督が時計の針をみながらある選手に話し掛けていた。 監督 「三神! ウォーミングアップは終わったか? もうそろそろお前を投入するぞ!」 慶太 「ええ、大丈夫ですよ! 監督! 俺は最初から準備万端ですよ!」 監督 「おいおいι 一週間前まで、イギリスにサッカー留学に行っていたんだから、あんまり無理すんなよι」 慶太 「大丈夫ですって! でも多少時差ぼけはありますけどね」 監督 「おいおいι まあいい、三神。流れを変えてくれよ!」 慶太 「わかりました!」  監督はスタッフに交代を告げるとスタッフは交代の札をあげて交代を告げた。 スタッフ 「番号9番! 18番と変わって!」  三神と9番の選手は交代するさいに言葉交わした。 選手 「慶太。たのむぞ!」 慶太 「ああ! まかせとけ!」  慶太は仲間のいるピッチに向かった。
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