うさぎ

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『寂しい。』 ポツリと青年は呟きます。 そしていつかの夢の声が聞こえます。 ――兎は寂しいと死んじゃうんだって 『じゃあ僕はうさぎだね』 青年はべっとり血のついた鎌を喉にあてがい 『寂しいと…死んじゃうから。』 勢いよく引き裂くのでした。 _END_
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