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今日もまた皆からいじめられるのかな…
母親からも見捨てられた紅い目をした男の子は
いつもこんな事を思っていました。
朝なんて来なくなればいいのに
明日なんて来なくなればいいのに
未来なんてなくなればいいのに
この世界がなくなればいいのに
――ザッザッザッ
ビクッ!
またきた…あいつらだ…!!
男の子は家の中へ隠れます。
「おい化物!早くこの町から出ていけ!」
「気持ち悪いっ!!」
「今日という今日はでていってよ!!…さもないと…」
いつも苛めてくる子供達です。
―――ジュッ
パチパチ…
『??(なにこの匂い…)』
「こうするわよ!!!」
――メラメラッ
なんとその女の子は男の子の家へ
マッチを放り投げたのです。
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