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『!!!やっ!やめてよ!!この火を消してよ!!!』
――メラメラ
男の子は叫びますが火はまわる一方です。
「うわ!結構火がまわってるぞ!」
「早く逃げよう!」
「わ…私しーらないっ!!」
――ザッザッザッ
子供達は逃げてしまいました。
でもそんなこと男の子は関係ありません。
少なからず、大好きな母親との思い出があった家が燃えているんですから。
『!!消えて!!お願い!!消えてよぉ!!!!』
男の子は泣きながら叫びました。
――メラメラ
とうとう男の子が隠れる部屋まで火がまわってきました。
男の子も頭がクラクラして今にも倒れそうです。
……あぁ…。僕死んじゃうのかな…。
朦朧とした意識で男の子は思いました。
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