うさぎ

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男の子はその森で何回も冬を過ごし 青年となりました。 その青年の容姿は とても顔立ちがよく、とても綺麗な紅色の目をした 美しい青年となっていました。 けれど美しいのは容姿だけ。 心は濁った暗い闇に覆われて、固く閉ざされていました。 そして青年は焼かれた自分の家があったあの村に 復讐をするために 戻っていったのでした。
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