褒め殺して!

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由姫は根本的なところで大変自分に自信がない人です。 その様な人間になった大きな要因は母にあります。幼い時、人前であろうがなかろうが 「お前は何やらせてもトロくてダメな子」 という言葉を私に浴びせ続けてました。なので、自身でも「自分はトロくてダメな子なんだ・・・」とすっかり刷り込まれてしまいました。 確かに同学年の子に比べると実際その通りで、ただ後々考えてみれば、私が早生まれだった事に原因があったのではと思われます。 子供の頃、同学年で四月生まれと三月生まれとでは成長に差があって当たり前ですよね。 大人になってからそれに気がつき、不必要に自分を否定しなくてもいいと、少しずつ必要な自信を積み上げては来ましたが、この幼い時の母親からの刷り込みってヤツは大変に厄介で、分かってはいるのになかなか抜け切らないものなのです。 ※この内容だとすごく嫌な母親みたいですが、決してそうではないんですよぉ~。母はとってもお茶目で可愛い人でした。そんなエピソードはまた追々。
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