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私が戻って来た時には、目を覚ました形跡の欠片もありませんでした。本来なら目を覚ます状況ではなかったのですから。
そして、起きている状態の母に最後に会ったのは、旦那になりました。
そして、亡くなったのが旦那の誕生日。
もうね、彼は・・・最後に母に私を託されたと考えるしかなかったようです。
私の母のことですから
「これで私の命日、忘れられないでしょー?」
と、笑っているような気がしてなりませんw
亡くなった直後の母の顔は・・・
(ああ・・・やっと楽になったんだね、良かったね・・・)
と、納得するしかないような安らかな笑顔でした。
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