☆はじめに&story開始☆

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「何か俺 悪いこと言ったみたいやなぁ…。堪忍。」 「いやいや。 君は 何も悪くないよ。 俺が変なことを言ってしまって…。 気を悪くしないでくれよ。」 竜也は そう言うと にっこりと微笑んだ。 何故 竜也は こうも優しく微笑むことが出来るのだろう? 親に捨てられ 身寄りも無く 施設で育って きっと 楽しいとは言えない 辛い生活だったに違いないのに。 俺なんか 両親も兄弟もいて 何不自由なく生活してこられたのに こんなにも わがままで素直じゃないのに…。
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