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竜也と名乗った男は クククと 笑いながら 部屋の中に入ってくると びっくりしたように 声を上げた。
「君が片付けてくれたの?
いやぁー 別の部屋みたいだなぁ。」
そりゃあ そうでしょ。
ブタ小屋みたいだったからなぁ。
俺は 煙草を口の端にくわえたまま 呟く。
「勝手にやってしもうて…。
堪忍やでぇ。」
「いやぁー 俺の方こそ 君一人 ほったらかしにしたうえ 部屋まで キレイにしてもらって 悪かったね。」
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