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頷き 俺は 自分の前に差し出されたピラフを スプーンで一口 食べてみた。
…うまい!
思ったより 美味いピラフに 俺は 思わず 顔をほころばせた。
おっと…!
ヤバい。
ガキっぽく思われたくない。
幸い 竜也は お茶を取りに キッチンへ行っていて 俺の今の顔に気付いてない。
お茶と二つのグラスを持って 俺の所へ来ると 竜也は 向かい側に 腰を下ろした。
「そういえば 君の名前 まだ聞いていなかったな。
良ければ 教えてくれないかなぁ?」
俺は 一瞬 戸惑ったが 相手の名前を聞いていながら 名乗らないのも悪く思い 小声で応えた。
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