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「次……殺すのは神の遣い」
名前も名乗らぬ彼が、誰に鎌を振りかざそうとしているか、分かるだろう。
彼女は、何も言わない。
抵抗出来ない。
「お前は何も出来ない……」
それは無論、深い眠りに誘われるがままだから。
「うぅ……理不尽すぎる……」
……怖い!くっ、動けない!
動けない!
鎌の男はその刃の先端を、首にゆっくり近づける。
こんな一瞬で、詰め寄られるなんて…
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