表裏一体 ~chapter1~

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「次……殺すのは神の遣い」 名前も名乗らぬ彼が、誰に鎌を振りかざそうとしているか、分かるだろう。 彼女は、何も言わない。 抵抗出来ない。 「お前は何も出来ない……」 それは無論、深い眠りに誘われるがままだから。 「うぅ……理不尽すぎる……」 ……怖い!くっ、動けない! 動けない! 鎌の男はその刃の先端を、首にゆっくり近づける。 こんな一瞬で、詰め寄られるなんて…
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