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私はその土曜日紗代に誘われた通り遊園地に行った。
私の他にももう一人私は好きじゃないけど、
遊びに行くとき絶対にいる、モモがいる。
私はその日、の紗代は嫌いだった…
なぜなら、モモがいるから。
モモがいる時の紗代は嫌だったから、だってその人が居ると自然に紗代の本心や本音が出るから…
その日予想していたことが起きた…
それは私の大嫌いな
ジェットコースター!
私はそれにどうしても乗れないから、
「ごめん! 私は下で待ってる!!」
そう言ったのがダメだったのか二人は目を見合せ
「わかった!」と
不審な笑みを浮かばせて二人はジェットコースターに並んで行った。
私はその間「待ってる」とは言ったもののなんかつまらなくなってきてしまい、お土産でも見に行くことにした。
________
ひとしきり見終わった後で戻ることにした。
案の定降りてきた所だった…
その時私の心が
“ 見ちゃいけない!!”
と叫んだ…
でも遅かった…
何を見たのかって?
それは私に気付かれてないと思ったのかもう一度乗りにいった…
まあまあもう一度なら許せた…
でも3回目を許す人が何処にいるの!?
私は怒りがおさまらなかった…
だから私は母に電話をした。
すると…
「帰って来なさい!!
一緒に行ってそんなの楽しくないじゃない!!」
ごもっともです!
私は初めて素直に母に納得した。
そのあとで私は、二人が乗り終わったあと、
「用事が急に出来たから
帰るね!!
ごめんなさい!」と言って気付いたら作り笑いをしていた。
もちろんあの二人は
遊びに来てるって言うのに帰るの?みたいな顔をしていた。
私はざまあみろって思った。
私は家に帰って自分の部屋で泣いた…
あんなことされるなんて思ってなかった…
その日の夕方わたしの携帯が2回鳴った。
きっとあの二人からだ。私は重い体を起こし携帯の受信履歴を見た。
予想通り
「また行こうね~」
と言う内容のメールだった。
やっぱり、私は真っ先にそう思った。
私はそのあと不気味な笑いが沸いた。
だってこんなこと思うなんて…バカみたい!
私はそう思った。
今の私には涙ではなく、人をバカにした笑いしか出てこなかった…
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