外史の世界へ

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墓参りを済ませ、じぃちゃんは、住職と話があるからと言い、四人は、先に家に帰った。 すると、どこからか物音がしてきた。 「聞こえたか?」 「あぁ、蔵の方からだ!」 「行くぞ!!」 蔵に着くと、5人の男が蔵から出てくる所だった。 「やべぇ!見つかっちまった!」 「馬鹿野郎!相手は、ガキが四人だ、ずらかるぞ!」 「行かせるかよ!」 虎炎が、一人に飛び掛かった、そのはずみに、泥棒が持っていた鏡が、落ちてしまった。 「ちっ!」 夜月が、滑り込むが、間に合わなかった。 バリンッ! 鏡は地面に落ちて、割れてしまった。 「あっ!?」 四人が怯んだ隙に、泥棒は逃げてしまった。 「てめえ!!逃がすと思ってんのか!!」 虎炎が突っ込みそうになると、鏡が突然輝き出した。「な、なんだ!?」 四人は、眩しさに目が眩み、そして、だんだんと、意識が遠のいでいった。
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