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~夜月side~
「んっ…ここは?」
目が覚めると、見知らぬ場所にいた。
「どこだここ?俺は、家で泥棒を捕まえようと…んっ、なんでここに“竜神丸"があるんだ?」
そこには、俺の太刀“竜神丸"があった。
「一体どうな「おい!そこのお前!」なんだ!?」
そこには、ヒゲの生えた男と、チビとデブがいた。
「アニキ!こいつの服と、武器は高く売れそうですぜ」
「そうだな。おいガキ!お前の、身ぐるみ置いてきやがれ!」
「えーと?これは、映画の撮影か何かですか?」
「はぁ?えいが?何言ってやがんだこいつ。」
「さぁ、いかれてるんじゃないんですかい。」
「なら、殺っちまうか。」
「なっ!?」
そう言うと、三人は、剣を抜いた。
「ちっちょっと待ってくれ!そんなんで、人殺していいのか!?」
「アニキ、やっぱりこいついかれてますぜ。」
「だな。とっとと、殺っちまうか。」
(ちっ、こいつらマジだ。やるっきゃねぇ!!)
俺は、覚悟を決め、竜神丸を、鞘に入れたまま構えた。
「いくらなんでも、人は斬りたく無いからな。」
「ガキが舐めやがって!殺っちまえ!!」
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