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夜月は、向かってきた三人の手首を打って、剣を落とした。
「ア、アニキ。こいつめちゃくちゃ強ぇ。」
「ちっ!憶えてやがれ!!」
男達は、森の奥へと消えていった…。
「ふぅ、終わった。」
「お見事でした。」
「おにいちゃん、凄いのだ。」
「ひゃ~、天の御使い様って凄いんだね。」
声のした方を見てみると、三人の女の子が立っていた。
「えーと?君たちは?」
「申し遅れました。我が名は、姓は、関、名は、羽、字は、雲長と言います。」 「鈴々は、姓は、張、名は、飛、字は、翼徳なのだ。」
(なに!?関羽と張飛だと!?それって、三國志の英雄の名前じゃないか!!)
夜月が考えていると、三人目の女の子が、自己紹介した。
「私は、姓は、劉、名は、備、字は、玄徳って言います。」
この瞬間、夜月の思考能力が、限界を越えた。
「うっうそだぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
バタッ
「ちっちょっと!?御使い様御使い様ぁー!」
こうして、夜月の御使い生活は、始まるのだった。
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