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美野里～
と、うちの名前を呼ぶ裕子。
「私ね、実は翔太君に告白する///」
確か…1年前の話になる。中学の卒業式の時のことだったはず、。
今も昔も変わらず何時も誰かの悩みごとや相談事を聞いていたうち。
その時は皆には内緒で翔太と付き合っていた。普段はあまりしゃべれないけど、帰り道遠回りして
二人で帰るのが毎日で、休みの日はお互いの家に行ったりして
それだけでもとても幸せだった。
今日はみんなに報告しようとしていた矢先。裕子からの告白…
前から翔太のことを好いていたと言うことは薄々気づいていた。
嘘だと信じたかった。
でも裕子とは小学校からの付き合いでもう姉妹のようにいつも二人でべったりくっついていた。
ここで付き合っていましたーなんて裕子に裏切り行為だ。
二人が大切で…言い出だせなかった。
だからうちはどちらか一人を選ぶなんて出来ないから、
両方手放した。
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