限界

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一人で病室にこもっているのには死ぬほど退屈する。 でも二人が来てくれるからそのときは笑って居られる楽しい時。 退院する二日前。目を覚ますと翔太しかいなかった。美和は?と聞くと 翔太は美和は、用事があるから少し遅れてくるとのこと。もうとっくに日は沈んでいる。 結局美和は来なかった。 明後日には笑って学校へ行ける。またクラスのみんなと話せるとココロを弾ませていた。 辛いことは忘れて前向きに行こうそう思っていた。 また、退院当日になっても美和は来なかった。 不思議に思ったが美和にも用事があるんだ、と自分でなっとくしていた。 久々学校。皆元気にしてるかなと教室に入った。 何故かみんなの視線が怖い。 自分の席に着くと、 「なにこれ……」
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