26人が本棚に入れています
本棚に追加
「お前も もう17だろ?そのような 難しい本ばかり読んでおらず 女のことも 勉強すると良い。」
「ば…馬鹿者!そなた達 女子(おなご)であろう?恥ずかしくないのか!?」
怒鳴る月影を チラリと見ると 美雪は言った。
「ははぁ~ん…月影。お前 その分だと まだ 女を知らぬな?」
美雪の言葉に 月影は 耳まで 赤くする。
「そ…そう言う そなたは 男を知っておるのか?」
「ああっ。知っている。」
それには 如月も 驚いた顔をした。
月影は 腕を組むと 美雪を疑いの目で見た。
「男を知っておるというのは そのう…男と寝たことがあると 言うのか?」
「当たり前だ。」
「…誰だ?」
小声で尋ねる月影に 美雪は 口元に笑みを浮かべて見せる。
「鷹丸様だ。」
「えっ!?」
最初のコメントを投稿しよう!