第二章 ―抜忍―

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「お前も もう17だろ?そのような 難しい本ばかり読んでおらず 女のことも 勉強すると良い。」 「ば…馬鹿者!そなた達 女子(おなご)であろう?恥ずかしくないのか!?」 怒鳴る月影を チラリと見ると 美雪は言った。 「ははぁ~ん…月影。お前 その分だと まだ 女を知らぬな?」 美雪の言葉に 月影は 耳まで 赤くする。 「そ…そう言う そなたは 男を知っておるのか?」 「ああっ。知っている。」 それには 如月も 驚いた顔をした。 月影は 腕を組むと 美雪を疑いの目で見た。 「男を知っておるというのは そのう…男と寝たことがあると 言うのか?」 「当たり前だ。」 「…誰だ?」 小声で尋ねる月影に 美雪は 口元に笑みを浮かべて見せる。 「鷹丸様だ。」 「えっ!?」
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