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―どのくらい 眠ったであろうか?
肌寒さに目覚めた鷹丸は 目の前にある 刀の刃に ハッとなる。
いつの間に気がついたのか 全身 包帯姿の男が 片膝をつき 刀を突き付けている。
包帯に包まれた顔は 両目と口だけが見える。
鷹丸は 軽く息をつくと 男を真っ直ぐに見つめた。
「またか…。申したであろう?俺は 敵ではないと。」
鷹丸の声に 男は 刀をゆっくりと下ろした。
「ここは…どこだ?」
掠れた声で尋ねる男に 鷹丸は 静かに応えた。
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