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そして俺は今は16歳。まぁ22でもあるな。
仕事が無い。こんな経験は無いだろうか。この就職不景気の中で俺の職業は首になる恐れは無い。
どんな職業かって？それは探偵さ。元々は従兄弟が経営してたんだがある事情で行方不明になりその仕事を引き継いだのさ。
｢しかし相変わらず仕事がこないな｣
探偵初めてからまる四年。それなりに依頼が来ては不自由が無い。
話を少し折るが人間には表の顔があれば裏の顔もある。
表の顔は探偵で裏の顔はある職業(?)がありそれでちょくちょく稼いでるんだが最近どうも出番が無い。
まぁ依頼で裏の顔になる事はしょっちゅうあるがな。
ガチャッ！
玄関の扉が開くと見慣れた少年が姿を表した。
｢アロヤ兄さ～ん…いるか｣
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