カオス学園

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まぁ嘆いていても何も始まらないと思い、目の前の休憩時間を満喫することにした。 俺は気分転換も兼ねて廊下に出た。 すると……これは自己紹介を始めた時にも思ったことなのだが、この学園、女子の割合が多い。 ざっと見て大体七対三くらいだろうか。 この常陽学園はもともと商業高校だったこともあり、女子の割合が多いのだ。 「うぇへ……」 先ほどまでの哀愁ムードは一転、自分でも気持ち悪いと思えるほどの満更でも無さげな声が出た。 「おい」 これだけ女子がいるのだ。 それはつまり出会いの確率も増えるということ! ついに俺にも人生初の彼女というものが……。 そして甘酸っぱいあんなイベントやこんなイベントが……。 「おい、真一!」 「ハッ!?」
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