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「今から魔法の説明すんぞー。テストに出るからよーく聞いとけよー。
魔法を出すときに、呪文を言う時と言わない時がある。覚えてるか?」
「詠唱と無詠唱!」
「おぅ、正解だ。これは言葉にすることでよりイメージをしやすくしたんだが、無詠唱は言葉にしない分、質や形が下がってしまう。
でもその分メリットはあるぞ。
詠唱は質、形がいい変わりに相手が何を出すのかがわかってしまう。
しかし無詠唱だと相手には分かりにくい。
まぁ無詠唱じゃなくてもいい方法はあるんだがな」
「なんでしたっけー?」
「前やったろ?記物だよ。き・ぶ・つ」
「聞こえてるぞー。きぶつってなんだ。《記憶の物》な。ちなみに、持っている人をみたらみんなシルシを持っているという。記すとも読むからな
話が逸れたな。で、記憶の物に呪文、もしくは魔方陣・・・をかくんだが、あー魔方陣は大丈夫か?」
「無理です」
「即答すんなや。魔方陣も無詠唱と同じような類いだが、より高度になると詠唱が必要にもなる。
基本的には直線と円だけで完成し、魔力を込めながら書いていく。だから魔力によってその魔方陣の属性が・・・なんだ、その目は。まさか属性すら・・・」
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