待ち合わせ

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「咲門…ユキさん、ですか…?」 そうではない可能性はないのに、自信がない。 こんな海から現れる生き物が、とうてい人間だとも思えない。 問われた少女は良平の不安など露知らず、小首を傾げて聞き返す。 「なんでわたしの名を知ってる?」
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