第一章

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キスをしながら服を脱がせて彼の前に座り口を動かす私の頭を彼は愛おしそうに撫でる。 それからお風呂を出た後は「マットはいいよ」と言う彼に従いベッドに体を沈めた。 実際120分だとマットかベッドどちらか選ぶお客さんが多い。 こちらからしてもその方が慌ただしくなくて助かる。 亮くんの上で腰を振りながら今日見た夢の事を考えていた。 あの続きがどうしても思い出せない。 幼い私はあの後何を言ったんだろう。 でも関係ない。 いくら夢を語ろうが10数年後の姿はこれなんだから。
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