第1章

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あの人が、副部長なんですか」 宗司が、聞いてくる 「ん、そうだが」 すると、宗司が口を開く 「前から聞こうと思ってたんですが、何であんな奴が副部長なんですか」 と、少し苛立ちをこめたようにいう 「あんな奴?」 「田淵愛基の事ですよ」 俺は、どうして宗司がそこまで言うのか分からなかった 「私も、そう思うぜ部長」 美鈴も同意する 「そうですね、私もそう思いますよ」 同意する美音 「どっちでもいい」 あまり興味なさげな紫 「どうしたんだお前ら、何がそんなに愛基の事が気に入らないんだ」 俺が尋ねると 「だって、あいつ。いつもここにいるけどパソコンをいじっているばっかだし」 宗司がそう言うと、引き継ぐように 「それに、何してんのかわかんないし、デブだし、気持ち悪いし、キモイ」 美鈴がそう言うと 「そうですね、私もそう思いますよ。いるだけで空気が悪いですし」 美音も美鈴に同意する 「私は、どっちでもいい」 紫は、本当にどっちでもいいと言い方である 「ふーん」 俺は、そう答えながらもいつもの事かと思っていた
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