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「がはっ!」
相手の勢いよく振った腕が見事にもろにあたり壁に激突した。
体内にあった酸素がさっきので吐き出されてしまい、それと一緒に鉄臭い味が口の中に広がる。
「ごほっ……なんだあの規格外な奴は…!てか、なんでこんな事になってんだよ!入学式じゃなかったのかよッ!」
(それとどっかから俺の名前を呼んでる奴がいるな。絶対あいつ等だな)
結構余裕があるように見えるが実は意識を保つだけで精一杯であった。
「もう一回…たら……確実……な…識………ッ!」
しかし、急に痛みが全身に広がり、保たれていた意識がブラックアウトした。
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