回想~魔法初学校

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渚・孝明「なぎさ・こうめい」 彼の過去を辿ってみよう。 彼を語るなら、幼少期から語らなければいけない。 彼が生まれた家庭は、両親がアルカイアの魔術師組織、クロスドディアに所属している現役の魔術師である。 孝明は1850グラムの未熟児で、幼い頃から病弱だった。 それでも孝明が病弱でも、前向きに育っていたのは、両親の努力の賜物であろう。 孝明が義務教育の魔法初学校に入学したのは、10年前、7才の頃。 未だに孝明は病弱で、よく風邪を拗らせたりしていた。それでも、体に障らない程度には体を動かしていた。 父はアルカイアの魔術師組織クロスディアに所属し、魔術師上級の階級に属している。 渚・龍神「なぎさ・りゅうじん」前衛タイプだ。 赤い燃えるような長い髪、それを後ろでひとつに束ねている。眼は同じく赤である。 普段冷静沈着だが、時々、熱血漢も垣間見える。 大剣と用いり、炎を剣に纏わせたり、陽動に使ったりする。 『紅蓮の剣闘士』という2つ名を持つ。 母は時に恐い側面を見せるが、いつもは優しい。魔術師上級である。渚・遥香「なぎさ・はるか」 深淵の覇者と言われ、仕事は隠密と言われているが、詳しく不明。 中衛タイ プとの情報。 髪は透き通るような青。眼は緑である。 二人共に年は孝明の誕生時は30である。魔法初学校は三十七である。 魔法初学校からの幼なじみであった。孝明の生まれた時、両親は25歳 孝明は幼い頃に二人の仕事場、魔術師組織「クロスディア」の本部に見学に行ったり、魔術師の本を読んだりし、人を守り、世界を守る、魔術師と言う仕事にこの時から憧れていた。 尚、誰でも本部は見学出来る訳ではない。両親の魔術師の階級が魔術師上級を有するという特権である。 一般人は本部には、犯罪の防止、機密保持のために入る事は禁止されている。
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