脱☆ニート

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ああ、くそっ!イライラする! 俺はジョニーがいないと何も出来ない…。ゲームもあるんだけど、全てやり込み終わったあとだ。 「買うしか、ないのか…」 俺は絶望感に覆われていた。 なんでかって? 楓の攻略も終わってないし、4月の末には新しいゲーム『戦国無双21』が出るからだ。 言っておくが、ギャルゲー以外のゲームもするんだからな! 「買うしか、ないのか…」 同じ言葉をもう一度繰り返す。 バイト代の残りは…既に尽きている。 「とりあえずバイトすればいいかな?」 なんて楽に考えていた時がありました。 3月2日 『申し訳なりませんが、不合格という結果になりました』 「う~ん、君にはちょっと不向きなバイトだから…」 と続けざまに面接を落とされる。 というか、面接自体も最悪状態だった… まず面接官の顔を見れない。 すぐ「あのっ、そのっ」って言葉が止まる。 など散々な結果…。 というか今は就職も、バイトすらも厳しい状態なのか…知らなかった。 あと日差しが辛い…。 余裕綽々とは言わないけど、なんとかなるだろうと思っていた自分が愚かだった。 こんなにもお金を稼ぐことが難しいだなんて… 「売るものも無いしな…」 バイトしなくなっても欲しいものはあった。だからゲームを売ったりでやりくりしていたんだが、もう売るものが無くなっていた。 いや、本当は俺の妹の楓がいるゲーム「楓の空」を売れば幾らかお金になるだろう…しかし、まだクリアしていないゲームを売るとはゲーマーとしての恥だし、自分の妹を売りに出すなんて言語道断。 それだけはしてはいけない。 数日後 「くそ、まさかこんな場所があったとは…」 俺は今とある建物の前にいる。 そう世間一般的に働く場所を探すならココ! 「…ハローワークか」 特に意味は無いがふんぞり返った(最近観たアニメの戦国武将のマネ)。 中については…まぁ説明するのめんどくさいから、省略で。 結局、めぼしい仕事場は見つからなかった。 同日、自宅にて 「くそぅ、なんで車の免許証がいるんだよ…」 溜め息を漏らしていた。 そう、どの仕事もせめて免許証が必要なものばかりだったのだ。
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