2章

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それから俺は、手帳の友達の部分を読んでいた。 すげー、ざっと見ただけで、100人以上いる。 しかも、それ1人1人の特徴、俺との関係、なぜかその友達についてのお母さんの感想。 言葉がでない。 じゃあ、さっき来た4人を見てみるかな。 金澤 佑祐 短髪でガッチリとした体型。 タンクトップが似合いそう。 とても明るい性格で、悪い感じがない清々しい笑顔が特徴的。 五口と同じ、テニス部。 よく、家に泊まりに来たりしていて、五口の大親友。 確かにあいつ、いい奴っぽかったなぁ。 つーか、タンクトップって。 見やすいように、あいうえお順にならんでいたので、次は、 斉藤勇輝 超イケメン。将来、ナンバーワンホストの座も夢じゃない。高校生にして、大人びた風貌により、同年代はもちろん、おばさん達にも、絶大なる人気を誇る。そして、なにより………… 五口とは、同じクラスであり、同じ部活である。仲がいい。 おばさんハンパねぇ。 興奮し過ぎて、ページ一枚半使ってんじゃねぇか。 しかも、最後のほう疲れて、てきとうだし。
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