始まり『僕』

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「つまんない」 僕は壁に向かって見えない誰かに愚痴をこぼした。 僕の声が響き、同じ質問が返ってきた。 僕は答えられなかった。 だって日常を変える術なんて知らないから また、このドアをくぐり抜けて腐った世界を目の当たりにしながら息をするしかないんだ 腐った世界は意味もなく僕を汚し、壊していった
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