クラブの6 【side‐J】

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「本当……だろうな?」 「ケケッ!本当だって。悪魔は優しくないけど、嘘は吐かない。魔界での常識ですよぉ~?雑魚クン?」 ……コイツ!! あまりにもムカつくコウモリに、小さく歯ぎしりをして拳を握り締める。 しかしそんな俺とは対照的に、男はコウモリの侮辱の言葉に興味を示さず、その答えに満足したかの様に……優しく笑った。 「それならいい。それなら……いいんだ」 男はそう呟いた瞬間、ドサッと地面に崩れ落ちる。
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