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「…由宇…………ん……ありがとう……、愛してるよ………。」
幾度となく、繰り返される言葉。
もう大分前に意識がない、由宇の体に、キスの嵐を浴びせ、無数の赤い模様をその白い肌に残していく。
由宇の目元には、涙の跡。拘束していた両手を解き放つと、手首には赤い筋が残った。
閉められたカーテンの隙間から、朝日が射し込んでいる。
亜義(アギ)は全裸のままベッドを降り、いとおしそうにもう一度由宇を見つめると、そのままシャワールームへ向かった。
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