始まりの始まり

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「ありがとう優子ちゃん… でも…悠太はもう意識が戻らないの…脳死なんだって…」 「そ…そんな…嘘でしょ! ちょっと前まであんなに笑ってたじゃん!… あ!脳って移植できないの?」 やっぱもう無理か… いつか自我も消えてくんだろな… 『ガラガラガラ』 「先生!」 医者? 「脳の移植は出来ない…」 やっぱ無理だよな… 「あんた医者でしょ‼」 「優子ちゃん気持ちは嬉しいけど無理なの…私たちも同じ思いよ…どんな手段でもいいからもう一度悠太に笑って欲しい…」 母さん… 「お母さん。どんな手段でも構わないのですか?」 「え?」 え? 脳死だぞ… 「一つだけ手段が…」
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