甘党少年の憂鬱

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「……なぁ、雪奈」 「な、なに」 あれ、ベッドと床の件はスルー? 「お前が好きだ」 ……はい? すると、優太に手首を捕まえられた。 「愛してる」 どわっせぇーいっ!と頭の中で、意味の分からない叫び声をあげる。 急に、どうしたんだ。優太! 『君と一緒にタマゴがけご飯♪君と食べたいタマゴがけご飯』 私の携帯電話の着信音だ。 これ、街中で流れると恥ずかしいんだよねー。 「あ、あの、優太。電話でていいかな?」 あの着信音は、武琉からだ。
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