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真ちゃんが引っ越してきたときも雨だったっけ。
私はそれからずっと真ちゃんについていた。
どこにいくのもいっしょで真ちゃんが学校にいっているあいだはだだおこねてたっけ。
ある時真ちゃんはいった。
真『夏那香は雨きらい?』
夏「うん。だって外であそべないもん。」
夏那香はプクーとほっぺをふくらませながらいった。
真『でも神様の涙っておもってみたらどう?』
夏「うんいいかも。」
夏「でも何で神様の涙なの?」
真『雨が降ったら夏那香はいやだろ?夏那香にはいつも笑っていてほしいから。』
真『きっと夏那香が笑っていたら神様も笑顔になって、晴れにしてくれるんじゃないかな?』
夏「本当!?」
夏那香は目を輝かせていった。
それに答えるように真ちゃんは
真『ああ、信じていればきっと。』
真ちゃんは微笑みながら言った。
この時はだれもあんなことがおこるとは誰も予想してはいなかった…。
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