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うし、こんな感じで行ってみますか。
あたしがメリーさんへの対処方を決めた時、タイミングよくチャイムが鳴った。
因みにその間にきたメリーさんからの電話は、あらゆる方法(ありとあらゆるおふざけ)でも回避不可だった。
「弥生!来たぞ」
こいつにとっても、我が家は勝手知ったる家な訳で。
あたしも、もう足音だけで誰か解る。
我が物顔でどかどかと騒がしく、リビングまで上がり込んできやがった。
チャイム鳴らす意味ないだろーが、バカ。
「あ、悠斗きたの~。弥生ちゃん、悠斗きたー」
……智央に他意はない。
から余計に面白い。
「あ、きたの、悠斗」
「………なぁ」
「ん?きたの?悠斗」
「しつけぇぇぇ!!小学生みたいなことすんなよ!毎回毎回さぁ!いい加減ツッコミのレパートリーなくなんだよ!」
「えー……わざわざ家まで怒鳴りにきたの、悠斗?」
「それ!ホントそんなちみっこいのどうツッコミ入れていいか、もう解んない!!」
……よくもまぁこう来た瞬間から次から次に、ぎゃあぎゃあと。
だから、からかわれるんですよ、北野、悠斗君。
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