十冊目。

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「マスターの洗濯物と一緒に洗濯しないで」 某月某日。 冬明けのまだ肌寒さが残る季節。 うちの居候と化した我が子と呼んでも過言ではない’高嶺亜莉栖’の成長期が始まった。 「いやいやいや、なんで?意味わかんないよね。いいじゃん、洗濯くらい!」 俺、九条立花は始めての反抗期に若干あせりながら必死に言い返す。 何故だ…ご飯は一週間前にケーキを与えた、お小遣いは忘れた。 むしろあげてない気がする。 なにが原因なのかがわからない、思春期って言ったってまだ五歳なのにか…?
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