十冊目。

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「やだ。気持ち悪い」 グサッ。 心に深く何かが突き刺さる音が聞こえた。 相変わらずの笑みを浮かべながら俺はどうしたものかと考える。 螺旋迷宮での一件以来、妙にツンツンしている我が子(仮)。 何が気に食わないのか聞いてもまた逆ギレされそうだから此処はスルースキルを発動するべき、なのかな? 「…ま、まあとりあえずその話しは今後話し合うとして。これからも前みたいに一緒に住むわけだし何か必要なものあれば言ってね」 俺は食器棚から二人分のティーカップを用意しながら俺は自身の考えつく最善の’無難な言葉’を投げかけた。 我が子(仮)が反抗期を迎えたようです。 今度の2ちゃんのスレタイはこれにしとくかな。
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