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やがて梅原君は暫し固まった後、俺をじろじろ見てくる。
「なんで生徒会のお前が俺と一緒なんだよ」
梅原君は疑問を浮かべて聞いてきた。一ヶ月くらいは経つのに……知らないのか?
あ、不良…だから、授業とか…サボってるんだ……
「……生徒会、やめ…た…から」
「はぁ?お前あの傲慢屑野郎と付き合ってるんだろ?尚更意味わかんねぇんだけど」
……この人、全く噂聞かなかったんだな……
「………れた……」
「は?はっきり言えよ」
「……別…れた……」
再び起こる静寂。正直自分から言っていいものじゃない、気まずい空気が流れる中梅原君の笑い声が漏れた。
「く、くくくっ!お前あいつに捨てられたのかよ?やっぱあいつお前との関係も他のセフレと一緒だったんだな、くはははは!」
梅原君の言葉に俺は固まる。会ちょは俺が来る前はセフレを抱き続けた、って衛から…聞いた事がある。
つまり……俺も、セフレ?で…でもそんな…事全然、と…いうか…一回も!なかった……うん、なかった!
「セ、フレ……じゃ……ない……」
「どうだかな?あいつの思ってる事なんか分からないだろ?内心お前を暇潰しにしか思ってなかったかもしれねぇしなぁ?」
…………ぅ
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