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コウキ「ごめん、ずっと連絡しなくて。」
先に言われてしまった、私が言いたかったはずなのに。
コウキ「知ってると思うけど、あの頃いろいろあってさ、ちょっと精神的に病んでたんだよね。」
彼が、ゆっくりと空を見ながら話す。
私はただうなずく事しか出来なかった。
コウキ「でも、まさか合コンで会うとは思わなかったな。」
アスカ「ほんと、りかちゃんも先に教えてくれたらよかったのに。」
コウキ「久しぶりに会ったら、合コンしようって、男集めろって。大学時代と変わらんね、アイツは。」
アスカ「ホントに。」
彼女とは大学からの友達で、性格は真逆なのだが、親友と呼べる数少ない人の一人で、私が彼の事をまだ好きでいるのを知っている。
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