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「だ、大丈夫です。すみません」
兎に角その場しのぎで取り繕うと、立ち上がろうとした。
が、
「ククク……」
俺に足を掛けた奴だろうか。
笑いを堪えるように口元を歪め、こちらに視線を送っていた。
そしてぼそりと。
「ここからが本当の地獄だ……」
と、囁いた。
え、何が何でどう地獄?
と、思考が纏まらない内にシャキンという金属音が聞こえ、そちらを振り向く。
見ると、別の生徒が先程のヤンマガを手に取り、何やら別のページを捲っている。
まさかとは思うが……のそのまさかだった。
そいつは袋閉じをあと一切れで開かれる状態にすると、再び俺の目の前に置いたのだ。
な、何て事をする奴なんだ……!!
これでは生殺し、かといって手で裂きにいったら「お前そんなに袋閉じの中身が気になってたのかよ、ブハハwww」とか、「とんだムッツリスケベさんだな~」とか言われる事請け合いじゃないか!
しかも佳川四花・引退前ファイナルとか、何で寄りによってたまにある貴重袋閉じヌードなんだよー!
見てぇよー!
どう足掻いてでも見てぇよー!
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