動き始めた奇妙な運命

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おかしい、何かがおかしい。あ、いや別に俺の頭がおかしい訳ではない。 今、俺が置かれている状況がおかしいのであって、俺の名前がおかしい訳ではない と、夢見不偽(ユメミ シンジツ)はボケを使い回すのであった。と、一人ナレーションをしてもおかしな状況はかわらない どうして俺の人生はこうもおかしいのだろうか。そもそも名前がおかしいんだ。 苗字はいいがなんだよ不偽と書いてシンジツって。無理のある当て字だなおい。 親曰く『苗字が夢だから対義語の真実とか現実とかなら面白いと思って、テヘッ☆』 ・・・・テヘッ☆じゃねぇよぉぉぉぉぉっ!!!! 面白さだけでとんでもない名前つけやがってぇぇぇぇっ!!!!!・・・・・・・・・・まあそんな両親も今や空の上 このおかしな状況の中、目を閉じて思い浮かぶのは俺のおかしな過去・・・・・この世に生を受けた俺に最初に起こったおかしな事 まずさっきも言ったが名前だ。まあそんな名前だから当然からかいの的だった
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